半年以上でしょうか久しぶりのブログです
今回のタイトルは『三味線糸のばし』です
三味線に糸を掛ける・糸を伸ばす際の作業、案外見落としがちな
ところを今回は紹介します、それは左の写真のところです
糸を巻いてしっかり伸ばしても矢印↑部分の糸を巻いてあるところが
しっかりと巻かれていないと糸は緩み音が下がってしまいます
しっかり伸ばしたのに急に音がガクッと下がる場合
『キッキッ』など音がして音が下がった時など
糸巻きは戻っていない・音緒も新しい 何だろう?
その時は是非ここを疑ってみてください、今回糸は調弦して
してから試してください、その方が下がった時分かりやすいです
右の写真は三味線を裏側から見ています、3の糸が巻いてある
所を写真の様に指で糸が左右に動くかどうか触ってみてください
いかがでしょうか?
ガチットして全然動かない方、糸穴付近が動く方様々だとおもいます
では軽く動く方、、そのまま左右に巻き部分を触っていると
音がして糸が緩んだ・音はしないがどんどん巻き部分が動かなくなった
両者共に巻き部分が固くたるみがなるまで糸は動き、伸びるのではなく
『ずれる』ような感じになりますので当然音程はその分確実に下がって
います、私の経験ですが三味線の会で糸を掛けるお手伝いをしていた際
きちっと巻かれているか糸と糸の間を『爪』をいれてチェックされた
事もあります、それほど軽視できない重要ポイントなのです
糸を伸ばす際、糸巻に巻きつけるところも注意してみてください。
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