月別: 2017年5月

関西在住の菊聖公一・菊武厚詞・菊重精峰の先生方がはじめられた【東日本大震災の復興支援のための邦楽チャリティーコンサート】が、今年で7回を数えます。その募金も100万円を大きく超え、その都度日本赤十字社を通して寄附されてきました。また、宮城、福島、岩手の筝曲部の子供達も関西で行われた「届け和の響き」演奏会に招待され元気よく演奏してきました。さらに今年は東北大学学友会邦楽部の学生10人が参加させていただきました。招待された子供達は交通費、宿泊費とすべて負担していただき本当に頭が下がります。そんな感謝の気持ちを表したく、当時、仙台三曲協会会長であった田口俊童先生がこの三曲交流演奏会を主催して下さいました。

嬉しいことに村井宮城県知事からも感謝のメッセージが届きましたので掲載させていただきます

以下、本文

メッセージ

「関西と仙台による三曲交流演奏会」が盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。

東日本大震災復興支援邦楽チャリティーコンサート実行委員会の皆様におかれましては、震災以降、関西地区でチャリティーコンサートを継続して開催してこられましたことに、心から感謝申し上げます。本日の演奏会は、このチャリティーコンサートへの感謝の気持ちを表すための交流演奏会と伺っております。開催に向け尽力されました関係者の皆様に深く敬意を表します。

東日本大震災から早や6年が経過いたしましたが、多くの感動をもたらし、心を豊かにしてくれる文化芸術は、震災による被災者の皆様をはじめ、私たちの「心の復興」にも大きな役割を果たしていると感じております。復興への道のりは未だ半ばでございますが、明るい未来を目指しながら、皆様と共に進んでまいりたいと考えておりますので、今後とも御支援・御協力を賜りますようお願い申し上げます。

日本の伝統的な音楽である三曲の調べが、さらなる復興への活力につながりますことを御期待申し上げます。

結びに、本演奏会の御成功と皆様の御健勝を祈念いたしまして、あいさつといたします。

宮城県知事  村井 嘉浩

伝統文化で「心の復興」素敵ですね！